84

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2024.02.05

84リニューアルプロジェクト ♯9

前半の工程が無事終了し、
三角屋の皆さんは
一旦京都へ戻られました。

 

記念撮影に皆さんをパチリ。
笑顔が素敵です。
ありがとうございました。

 

前半の工程が終わる頃、
84の1階の壁を塗って
下さる左官の髙田さんが
駆けつけて下さいました。

 

髙田さんは、狭い隙間に
すっと入り作業を始められたの
ですが、静かにコテを使って黙々と
作業を進められる様子は、動きに
迷いと無駄がない感じ。

 

静かにお仕事されているので
邪魔をしては申し訳ないかなと
思いつつ、ひしゃくに材料をとり
板におき、コテで伸ばしていく

 

というある日の一連の動作は
とても心地よく、いつまでも
眺めていたくなるお仕事でした。

 

休憩時間に色々お話しを伺いました。

 

お名前は髙田裕二さん。
このお仕事は18歳から始め
られたこと。京都の金閣寺のそばに
ご実家があり、お父さんの後を継ぎ、
お寺(天龍寺、三十三間堂など)での
左官のご経験を積まれ、独立されたと。

 

元々は、木工仕事や彫刻、スポーツ
などが好きで、左官を10年したら
大工さんになりたかったそうです。

 

10年目を迎え、この仕事の面白さに
気づき「辞めるのはもったいない」
と、左官をつづけて今に至るそう。

 

全国色々な所へ出張されるそう
ですが「色んな場所に行くのは
楽しいですね」と、にっこりと
話されていたのが印象的です。

 

思い返せば「楽しいです」と
三角屋さんも言われてました。

 

楽しいって言ってくれる
大人っていいなぁ~!

 

と改めて思ったのでした。

 

第10話につづく