2024.01.29
84リニューアルプロジェクト ♯8
三角屋さんから届いた
サプライズは「洞床」
設計のまだまだ最初の頃に
二階へ上がる階段の踊り場
の正面の壁に、洋服をかける
フックや棚があると良いですね
と、三角屋さんと話しました。
その場ではすぐに決まらず
「洞床はどうでしょう?」
とメールが送られてきて
読み方がわからず、
大辞林で調べましたら
「ほらどこ」とあり。
なるほど、洞窟のような
丸みを帯びた床の間でした。
カタチもいろいろ。図面を
眺めていたら、実際にサンプルを
作るのでそれで検討しましょう!
と三角屋の設計士の宮﨑さん。
早朝の寒い中、マフラー姿で
コツコツと模型をつくって
くれたこと、忘れません。
スチレンボードに加え、紙粘土
まで駆使して完成した実寸大の
白い洞床は超精巧で驚きました。
角丸型とアーチ型の洞床に、
佃さんの花器や、IFUJIの
オーバルボックスを置いたり
して決まったのはアーチ型。
それを一旦、大工さんに渡して
作ってきますね、と、現場監督
の上田さんが持ち帰られました。
それからを考えると敷き瓦とともに
届いた洞床は驚異的なスピードで
完成しています。作って下さった
のは三角屋さんの大工串畑さん。
木の塊から中を刳りだした
まさに洞窟のようなカタチ。
84にご来店いただいたら
ぜひお楽しみいただきたい
スポットとなりました。
季節の食材やお花を
飾っても絵になります。
展示会や季節に合わせて
何を置こうか楽しみです。
今週からいよいよ壁も
塗り始めます。左官の技
漆喰みがきに研ぎ出しは、
次の回にてお話します。