
2024.01.16
84リニューアルプロジェクト ♯3
「まずは一度、お会いしましょう」
と、三角屋の稲岡(いなおか)さん
という方からお返事をいただきました。
お会いする日が決まると、
また間を開けず、すぐに一日の
予定がメールされてきました。
朽木の工場見学から始まり昼食、
そして三角屋さんが手がけたお店の
内装見学が入っている、まさに
完璧なスケジューリングです。
これまでとは明らかに違うスピードで
ドアがぱっと開けたような感じがしました。
お電話越しのいぶし銀の声と仕事の
早さ、ハイスペックな予感しかない
展開に、我々はちょっと若輩者すぎる
のでは?と緊張しながら、三角屋さん
のいらっしゃる京都へと向かいました。
待ち合わせ場所で静かに佇んで
いらした稲岡さんを見て、緊張が
和らいだことを覚えています。
その日は稲岡さんの運転で、一日
かけて色んな場所へ案内して頂き、
その道中、お店への気持ちを本当に
丁寧に聞いてくださいました。
帰り際、
「大田さんと私たちが立ち戻れる
旗印のような言葉をいただけたらと
思います」と、宿題をいただき、
広島に帰ってきました。
旗印。。。
「幟」町だけに、嬉しい宿題でした。
(第四話につづく)