84

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2024.01.14

84リニューアルプロジェクト ♯1

2015年に移転してから9年目、
どうして84をリニューアルしよう
と思ったのか?14年目に向けて。

最初の内装について。

 

そもそも移転したばかりは、

お店を移動する、ということに

精一杯で、什器や内装にまで

気持ちを向けるということが

なかなか出来ませんでした。

 

まずは空っぽの空間に、あるもので
なんとかしようと考えていました。

 

とはいえ棚やカウンターすらない

店内。商品を床に置くわけには

いかないので、私たちの気持ちを

しっかりくみ取ってくれる人たち

にとにかく相談していきました。

 

住まいでもお世話になったSHDL

田中さん。極力シンプルに空間を

つくりたいという希望、常設時は

もちろん展示会の時には棚や収納に

なったり、ワークショップの時には

間仕切りになったり、色んな可能性

を考慮した什器を作って頂きました。

 

アンティーク家具ANCHORET

平山さんと、丁寧な木工仕事は

HIPPO CRAFTの植木さんで、
引き算しすぎて殺風景にならない

ようにと、壁にひっかけられる

色んなカタチの棚をデザインして

もらいました。入ってすぐ左側の

壁面です。いろんな時代の美しい
家具を見てきた人だからこそ表現

できる、お店を印象づけてくれる

大切な可動式の什器になりました。

 

平山さんに「大田君は飽きっぽい

から動かせるような棚がいいよね」

と言われたのは、分かってくれて

るな、と感じて嬉しかったです☺︎

思い出すと今でも笑顔になります。

 

ドアノブは、さしものかぐたかはし

さんに太田川の石をイメージして

作ってい頂きました。おまけに鳥も。

既成のドアにおめかししてもらって

行く時と帰る時に褒めてもらえる

縁起の良い玄関となりました。

 

入り口は洋鍛冶師・長命佳孝さん。
おでんみたいな84が目印の鉄柵や、
生き物みたいな郵便ポストに、街を

応援する看板「マチエール」など🫱

 

植栽は「叢(くさむら)」の小田さん

に頼んで、いい顔した多肉植物

ロストラータを据え置きました。
改めて見てみると、まんまるだった

のが、身長もすごく伸びてた(笑)
定点観測で愛でて下さる方も

いらっしゃるシンボルプランツ。

 

ロゴはもちろん広島を代表する

デザイナーオリシゲシュウジさん。

84という数字を、あたかも人格が

あるかのように「●●▲■」まる、

さんかく、しかくで構成頂きました。

 

そうして移転後のスタートをしたのです。

第二話につづく