2026.07.22
果樹から、檸檬へ。
84の16周年「檸檬」
2026年8月1日(土)–11日(火・祝)
13:00–18:00
休|8月3日(月)・5日(水)・10日(月)
お店の9周年のとき、イイダ傘店さんに
はじめてお願いしたのは、
「果樹」のテキスタイルでした。

そこには、「実りある幸せ」への
願いを込めました。
ハンカチ、包装紙、スカーフと、
年を重ねるごとに育っていった「果樹」。
13周年には、念願が叶い、
その果樹のテキスタイルで
日傘を制作していただきました。

撮影をお願いしたのは、
イイダ傘店の飯田純久さんとも縁の深い、
砺波周平さん。
広島の街や光のなかに置かれると、
同じ果樹なのに、また少し違って見える。
ものは、どこで、誰と見るかによって、
景色が変わるものなのだと思いました。
そして16周年。
今回、飯田さんが描いてくださったのは、
2001年に瀬戸内を旅したときの檸檬の
記憶をもとにしたテキスタイルです。

制作が始まる頃、
イイダ傘店の20周年をお祝いして、
84から広島の檸檬をお送りしました。

あの檸檬が、どこまで今回の絵に
影響したのかは分かりません。
けれど、飯田さんのなかに残っていた
瀬戸内の記憶と、今ここにある広島の檸檬が、
どこかで出会ったのだと思います。
過去の旅の印象と、広島から届いた檸檬。
記憶と、今あるものとの行き来から、
今回のテキスタイルが生まれました。
9周年の果樹には、これから実っていく
ものへの願いがありました。
果樹から、檸檬へ。
16周年の檸檬には、
これまで重ねてきた時間と、
今の広島の景色が映っています。
この檸檬は、傘になり、
スカーフになり、
紙ものにもなります。
ずいぶん働き者の檸檬です。
それぞれのかたちで
日々の暮らしのなかへ入り、
手に取るたびに、広島のことや、
84で過ごした時間を思い出して
いただけたら嬉しく思います。

16周年の檸檬は、
これまでの84と、これからの
84をつなぐひとつの風景です。
