84

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2025.01.07

84リニューアルプロジェクト #16

リニューアルオープンから春夏秋冬

皆さま楽しみに84へお運びくださり、

本当にありがとうございます。

 

2025年は1月10日より初売りですが

新年に向けて「型染工房たかだ」の

髙田長太さんより84のニューロゴを

配した暖簾をお届けいただきました!

 

染めをしたことのない私たちにも、

これが簡単に出来上がったもので

ないことが一目でわかります。

 

髙田さんの気合いが伝わってくるような

素晴らしい暖簾です。

 

素材は紬(つむぎ)という繭から手紡ぎした

糸を手織機によって平織にしたもので

ほんのりベージュ、シルクの軽やかさで

触れると、とても気持ちが良いです。

 

そもそも、初めて湯河原にある

髙田さんの工房をお尋ねしたのは、

2024年の2月。去年のことです。

 

デザイナーの小林さんと真鶴駅で

待ち合わせ一緒に訪問しました。

 

高田さんは車で迎えに来てくださり

工房までの道すがら(というか、あえて

遠回りしてくださり)アップダウンのある

道を通って真鶴岬を見せてくれました。

 

高校生の頃、この坂道をスケボーで

通学したり、海でサーフィンをしたり、

マラソンをしていたこと。

 

その頃からのランニングを今も続けて

いらっしゃること、初めてお会いする

のにお話しもとても楽しくて、さらに

小林さんもランニングしているという

車に乗っているのは全員走るのが好き

なんて、不思議と親近感を感じました。

 

工房はちょうど春を告げるウシガエルの声。

のれんをくぐるとたくさんの見慣れない道具、

藍の甕、制作途中、中空に吊られている作品

と気になるものがたくさんありました。

 

奥のテーブルでさっそく84の

のれん会議を始めました。

(テーブルも素敵でした。。)

 

ロゴをもとに、素材を選びます。

「ただくぐるだけでも、いろいろあります」

とおっしゃる髙田さん。

 

重たい荷物を持ってくぐったり、

台車が通ったり、高齢の母が通ったりも

ありますので、重たくなく、さらっと

しているのが良さそう。

 

さらに洋服との摩擦(!)も考慮し、

さまざまな素材から提案していただき、

検討させてもらいました。

 

暖簾の間は千鳥かがりというかがり方で

縫い合わせてあります。髙田さんこだわりの、

丈夫な千鳥かがりもとても美しいです。

 

これから、見るたび、くぐるたびに

嬉しい気持ちになれそうです。

 

ニューロゴをデザインしていただいた

小林一毅さんとともに、髙田さんに

お願い出来て本当によかったです。

 

この「のれん」をお届けいただくまで、

髙田さんは、今日もランニングしたのかな?

工房へ行ったこと、帰りの電車の中から

見た真鶴岬も、とてもきれいだった

ことをよく思い出していました。

 

ご来店の際、髙田さんの美しい仕事を

ぜひご覧ください。

 

型染工房 たかだ

https://takada-katazome.com/

 

第17話もお見逃しなく