84

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2016.08.11

ハチとシャボテン 第一話


の小田康平さんと、朴禾の佐々木りつこさん

による、譲れない個性を持った「植物」と、

まるで土そのもののように大らかに

受け入れてくれる「器」たち。

いよいよ来週の8月18日(木)より、84の

2階にて一堂に会します。作品の背景や、

お二人が一緒に展示をされるきっかけなど、

お聞きしてみたいことが沢山あり、

お話を伺ってまいりました。


 

*『そもそものはじまりは』

 

 

84 「今日はお忙しいなかありがとうございます。

    よろしくお願い致します。さっそくですが、

    おふたりの展示会開催のきっかけは

    なんだったのでしょうか。」

 

朴禾 「土を掘ってみたことから始まったと

    いうのが。」

   (以下”朴禾”→”り”とさせていただきます)

 

叢  「(土を掘ったのは)初よね」

 

り  「そう。それで”原土”というものの力強さ

    と、小田さんの選ぶ”植物”の力強さ、

    生命力と掛け合わせるとおもしろいと

    思って。」

 

叢  「今回はりっちゃんが土を買うのでは

    なく、山から掘ってきたというのが

    これまでとの大きな違いだね。」

 

84 「山からですか。」

 

叢  「山から掘ってきた背景を踏まえて、

    僕が植物を植えているという

    きっかけはやっぱり土から始まっている」

 

り  「ほんとそう。今年はきっかけに出合った

    年だからこの土をどうにかしたいと思っ

    ていて」

 

            IMG_2818

叢  「その土を見つけたことがスタート

    なんだっけ?それとも84さんからの

    声かけがスタート?」

 

り  「まずは土がスタート。

    84さんが声をかけてくれたのが3月で、

    そのもっと前の時期に、もう掘ってた。

    これはこのまま使うなら叢さんの鉢だなと

    思ってて、食器にするんだったらだったら

    一回精製して、粒をそろえていくんだけど

    ね。そんな風に過ごしてたら84さんから

    声がかかって」

 

叢  「このタイミングかと」

 

り  「そう。繋がった!!と思って、めっちゃ

    いそがしい小田さんに聞いてみたら、

    ありがたくお受け頂いて(笑)」

 

叢  (笑顔)

 

84 「ありがとうございます(笑)」

 

第二話につづく